潤滑油

各国の潤滑油分析に関する公的法

工業用で使われる潤滑油には、需要な役割が沢山あります。とりわけ、摩耗の低減、熱の伝導、トランスミッションパワーの伝達、摩擦の低減、腐食からの保護などが上げられます。潤滑油の信頼性は、国際規格に準拠して、素早く正確な分析が必要とされます。

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潤滑油の水酸基価

水酸基価(hydroxyl number (HN) )は、1gの試料に含まれる水酸化物をKOH mgに換算したものになります。分解プロセスを管理するための簡単で正確な指標です。エステル系の潤滑剤では、水酸基価は、エステル化の程度を示します。メトロームの自動滴定装置では、ASTM E1899および53240に準拠した滴定による水酸基価の測定が行えます。この測定方法では、還流による沸騰といった前処理などを必要としません。毎日数多くの水酸基価の測定を行うラボでは、大きなメリットのある測定方法です。

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水分の測定

潤滑油に含まれる添加剤は、カールフィッシャー試薬と反応してしまうため、測定結果に影響がでます。水分気化装置を使用して試料中の水分だけを気化させて測定セルへ送り込み測定しますと、マトリックス効果を排除して副反応を防ぎながら水分測定が行えます。気化温度を適切に設定するには、試料の分解温度より低くする必要があるため予備試験を行います。

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酸化安定度

生分解性潤滑油は天然油脂から容易に製造できます。そのため、この種の潤滑油は、原料と同様に酸化の影響が受けやすいです。

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NIRS

潤滑油では、近赤外分光法(NIR)により芳香族化合物、窒素、油、多環式芳香族炭化水素(PAH)の含有量を分析できます。さらに上流分析、引火点、密度、粘性といった項目にも利用できます。

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プロセス分析計アプリケーション

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お客様の声:OELCHECK GmbH(ドイツ)

"試験室の様子もご覧いただくことができます。新しい測定方法の開発も含めて、メトローム製品を使用されています。メトロームのサンプルチェンジャー付き温度滴定装置、電位差自動滴定装置、電量法カールフィッシャー水分計が稼働している様子もご覧いただけます。"

ドイツのOLEOCHECK社では、油、潤滑油分析を70項目以上行っています。
TAN/TBN、水分の測定などをメトロームのサンプルチェンジャー付き温度滴定装置、電位差自動滴定装置、電量法カールフィッシャー水分計が稼働している様子もご覧いただけます。

潤滑油分析の国際的な公定法

測定項目 試験法 測定対象
pH DIN 51369
冷却潤滑剤 - 冷却潤滑油を含む水のpH値
水酸基価 ASTM D4739 潤滑油、石油製品
酸価 ASTM D664
DIN EN 12634
ASTM D8045
ASTM D974
潤滑剤、石油製品
酸度およびアルカリ度 IP 37 潤滑グリース
ヒドロキシル価 ASTM E1899
DIN EN SO 4629-2
潤滑油、石油製品
水分 ASTM E1064
ASTM D6304
ASTM D1533
潤滑油、原油、有機溶媒
潤滑油、石油製品
断熱オイル(液体)